ユダの王アハズの治世の事です。アハズ王は主を捨て、至る所に偶像を作り、ユダを堕落させ、主に甚だしく背いたので、主はイスラエルの手にも渡され、一日で十二万人が殺され、更に婦女子二十万人を捕虜としてサマリヤに連れて行かれました。
その時主の預言者オデドはサマリヤに凱旋した軍隊の前に進み出て、神からの言葉を語りました。「あなた方は燃える憤りを持ってユダの人々を殺し、多くの捕虜を奴隷にしようと連れてきたが、返しなさい。主はあなた方に対しても罪を問われるのだから」と、意気揚々と大量の戦利品をも勝ち取って来た兵士たちに向かって語ったのです。
これは命をかけての務めでした。しかし、リーダーの一人だったハドライ子アマサが「主に対する罪と咎をより重くしてはならない、捕虜を返しなさい。」と同調し、支持したので事なきを得ました。アハブ王の時には預言者であると言うだけでイザベルによって殺されました。しかし、神は預言者に「わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。あなたは腰に帯を締め、立ち上がって、わたしがあなたに命じることをみな語れ。彼らの顔におびえるな。さもないと、わたしはあなたを彼らの面前で打ち砕く」とエレミヤに語られたように。
私たちは神の全権大使として遣わされているのですから、神の守りは青銅の城壁のように堅固で、誰も私たちには勝てないのです。
万軍の主が伴ってくださるのですから、主に命じられるどんな事も従ってまいりましょう。
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