ソロモン王は如何にして堕落したのか

 

ソロモンはダビデが選んだ後継者とされ、ダビデの意思を継いで見事に神殿建築を成し遂げました。ダビデから教訓を受け神殿完成までは良かったのですが、その後神様から、異教の神に仕えるなと二度も戒められたのに無視して神に従いませんでした。それ故神さまによって王国は裂かれ、親子二代で蓄えた全ての金銀財宝は孫の時代に敵に奪われていつたのです。
 まず、ソロモンは神の定めに従いませんでした。異邦の妻を娶ってはならない、あなたの心を転じて異教の神々に仕えさせるようになるからと言われた主の命令を最初から守らなかったのです。さらに数えきれない異邦の妻や妾を得ました。また、馬を得る為エジプトに行ってはならないとの定めも破りました。
 ソロモンは主を心に据えなかったのです。神殿建築と奉献以降はソロモンが行った事ばかりで、主に信頼したとか、主の律法を読んだとか、主に感謝や賛美をしたとかは書かれていません。貿易や富を得ることに明け暮れしたのでしようか。
 ソロモンは富と名声で自惚れたようです。富や名声を与えられた主を疎んじるようになったのです。あまりに豊かすぎる生活をしていたのも理由でしょう。意味じくもソロモン本人が語り、私たちも祈る言葉があります。
「貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で私を養ってください。私が食べ飽きて、あなたを否み、『主とはだれだ』と言わないために。また、私が貧しくて、盗みをし、私の神の御名を汚すことのないために」(箴言 30章8~9節)。
 「これらのことが彼らに起こったのは、戒めのためであり、それが書かれたのは、世の終わりに臨んでいる私たちへの教訓とするためです」(コリント人への手紙 第一 10章11節)のみ言葉を心に留めましょう。
 立っていると思う者は、倒れないように気をつけましょう。

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